イーサリアム最大の分散型取引所であるUniswapは、ガバナンス組織に法的な「鎧」を身に付けることを計画しています。 8月11日、Uniswap Foundation(UF)は、Uniswap DAOをWyoming DUNA(Decentralized Unincorporated Nonprofit Association)として登録し、DURIという新しい組織を設立するための提案をコミュニティに提出しました。


この提案が承認されれば、Uniswap DAOはこれまでにこのフレームワークを採用した最大の分散化組織になります。これはDAOのコンプライアンスにとって重要な一歩であり、長年未解決の「料金スイッチ」に法的根拠を提供する可能性もあります。

分散型自治組織のガバナンス原則は、チェーン上の自治と許可不要の参加を強調しているが、このモデルは現実の法的枠組みの下ではしばしば合法的な主体の身分を欠いている。法律上の身分がなければ、DAOは契約を締結したり、弁護士や会計士を雇ったり、銀行口座を開設したりすることができず、さらに法的紛争において独立した主体として訴訟に対処することもできない。

ワイオミング州は2021年にDAO LLC法案を先駆けて導入し、チェーン上の組織に有限責任会社の形態を提供しました。2024年3月、その州はさらにDUNA法案を導入し、非営利性のDAOがより軽量な構造で法的承認を得ることを許可しました。この立法は、世界的なDAOのコンプライアンスのマイルストーンと見なされています。